バッコ博士の構造塾

建物の安全性について本当のプロが綴る構造に特化したブログ

2018-09-21から1日間の記事一覧

超高層ビルの解体工事:建て方から壊し方を考える時代へ

2014年にあべのハルカスが竣工し、日本の超高層ビルも300mに到達しました。これから先もいくつか300mを超えるようなビルの建設が計画されています。 日本で最初にビルの高さが100mを超えたのは1968年の霞が関ビルディング(高さ147m)です。その後、1970年代…

主筋とせん断補強筋(帯筋・あばら筋):各鉄筋の役割と違い

鉄筋コンクリート造(RC造)は、マンションや病院、その他多くの建物に採用されています。 RC造とはその名の通り、コンクリート内に鉄筋を組み込んだコンクリートと鉄の複合構造です。コンクリートは「圧縮」には強いですが、「引張」には弱いため、それを補…

東洋ゴム工業の免震ゴムデータ不正:構造設計者が考える最善の対応

2015年3月に東洋ゴム工業(現TOYO TIRES)が製造する免震ゴムの不正が明らかになりました。 病院や庁舎を含め多くの建物が対象となっており、建築の品質に関する信頼が大きく揺らいでいます。 不正があったと考えられる免震ゴムの全数を取り換えるということ…

仮想仕事の原理による梁のたわみの計算例

構造設計者であれば、梁のたわみの公式の基本的なものは暗記しています。しかし、たまに忘れてしまう時もあります。そんな時、自分で導出できれば公式集を持ち歩く必要はありません。 ここでは「仮想仕事の原理」を用いて、片持ち梁と単純梁に集中荷重と等分…